児島虎次郎の旧アトリエで3月中旬から滞在制作をしている若手画家・鈴木紗也香さんの制作現場が公開されました。
倉敷市酒津の無為村荘は、洋画家児島虎次郎が昭和初期に使用していた旧アトリエです。ここで制作に取り組んでいるのは、若手作家の登竜門VOCA展で一位に輝くなど将来が期待されている画家の鈴木紗也香さん26歳です。若手作家に滞在制作してもらう大原美術館の若手作家支援事業アーティスト・イン・レジデンスプログラムに今年、最年少で選ばれました。130号のキャンバス3枚を使った、縦1メートル94センチ、横4メートル86センチの大画面には、大原美術館とアトリエのある酒津の風景がちりばめられています。「だから、会いにゆく」と題した作品で児島虎次郎の代表作「睡れる幼きモデル」が中央に描かれるなど、滞在制作ならではの作品に仕上がりつつあります。鈴木さんは、この作品のほか、数点の作品も制作していて、6月23日から大原美術館で公開されます。




