海と港の祭典「たまの港フェスティバル」が16日、17日の2日間、玉野市の宇野港一帯で開かれました。
19回目を迎えた「たまの港フェスティバル」。宇野港には、国内屈指の規模を誇る練習帆船・日本丸が登場しました。実習生が帆を広げる「セイルドリル」が披露され、太平洋の白鳥との別名を持つ日本丸の勇壮な姿が、来場者の目を引いていました。さらに、帆船「みらいへ」と海上保安庁の巡視艇「りゅうおう」も来航し、港町・玉野を彩りました。そして、宇野港にとってうれしいニュースもありました。宇野港の浮桟橋と玉野産業振興ビルが、国土交通省の「海の駅」に認定されました。これは、海からの交流人口を増やすことによる地域活性化を目的に、平成12年から始まったものです。この日は国土交通省中国運輸局から、海の駅長を務める三宅照正玉野商工会議所会頭に、認定証が贈られました。玉野市では初めて、県内では4番目の認定です。その海の駅に認定された桟橋では、モーターボート体験があり、子どもたちを中心に多くの人が挑戦しました。
また、全世界でライフジャケットと着用数を競うイベントも開催され、来場者は安全対策を学びながら、世界一へのチャレンジをアシストしました。そして、恒例のグルメブースには、玉野の名物・温玉めしや自衛官カレーをはじめ100店舗以上が並び、味自慢。東日本大震災復興支援の物産販売も行われ、復興に向けて多くの善意が寄せられました。ほかにも、ゲームコーナーや音楽ステージなど、3つの会場でさまざまなイベントが展開され、来場者が思い思いに楽しんでいました。




