岡山県の重要無形民俗文化財の備中神楽を広く知ってもらおうと備中神楽鑑賞会が倉敷市で開かれました。
備中神楽の保存・振興に取り組んでいる、備中神楽保存振興会ではより多くの人に備中神楽を楽しんでもらいたいと年に一度の鑑賞会を開いています。今回が19回目となる鑑賞会には県内から選ばれた10人の神楽師が出演し、神事舞や国譲り、出雲八重垣能を披露しました。
会場に集まった人たちは、迫力のある舞や掛け声に見入っていました。現在、岡山県内にはおよそ50団体に360人の神楽師がいます。備中神楽の伝承を目的に13ほどの子ども神楽の団体もあり、およそ100人の小中学生が神楽の稽古に励んでいます。次回は20回目の節目の開催となることから、備中神楽保存振興会では会員と相談しながら、より良い鑑賞会を計画したいとしています。




