倉敷市真備町下二万にある真言宗のお寺「金峯寺」で、春の大祭が行われました。
真備町と船穂町の境近くにある金峯寺は、地域住民に「二万のお薬師さん」として親しまれています。春の大祭は、平成３年に本尊のご開帳があったのをきっかけに、毎年この時期に開かれ、柴燈大護摩供養を行っています。青山光忍住職が、山伏姿の行者を引き連れ神事を執り行った後、高さ２ｍほどの護摩壇に火を入れました。３００人を超える住民が見守る中、青山住職と山伏が般若心経を唱え、護摩木を次々と護摩壇に投げ入れて、住民の健康と平和を祈りました。このあと、燃え尽きた護摩壇を崩して火渡りが行われました。火床の上を素足で歩くことは、恐怖に打ち勝ち、一歩踏み出す勇気を表すとされていて、大人から子どもまでが思い思いに挑戦していました。このほか、お寺の奉仕グループが、ポン菓子やうどん８００食を振る舞い、大いににぎわいました。
