倉敷市中島の真言宗の寺・実際寺で、再興400年を祝う法要と式典が行われました。
現在の倉敷市中島地区は、江戸時代初期元和2年(1616年)に当時の中大道城主建部政喜氏によって新田開発されたことに始まります。高野山真言宗の寺・実際寺も中島村が誕生した年に建部氏の菩提寺として、修験道の松之坊を改名して再興され、今年400年の節目を迎えました。50人の子どもたちによる稚児行列のあと、本尊の阿弥陀如来を祀る本堂では、実際寺の藤井弘範住職をはじめ、倉敷市内13カ寺で作る備南結衆や法類などの僧侶15人により、再興400年を祝う記念法要や営まれました。
また、記念式典では、中島地区コミュニティ協議会の見島秀幸会長や倉敷商工会議所の井上峰一会頭などが祝辞を述べ、中島地区とともに歴史を刻んできた実際寺のさらなる発展を願いました。




