活躍が期待される作家を紹介する新春インタビュー「今年の顔」。2回目は、独自の作風でレリーフ彫刻家としての道を歩み始めた藤原裕之さんです。
倉敷市出身でイタリア在住のレリーフ彫刻家藤原裕之さん37歳。1997年春、サラリーマンをやめてイタリアへ渡り、木の板に彫刻を施して彩色するレリーフ彫刻家としての道を切り開きました。作品は、厚さ2センチの板を彫刻刀で浮き彫りにして不透明の水彩絵の具で色をつけたものです。その彫刻の緻密さには、思わず息をのむほどです。さらに、驚くことは、美術大学や美術家に学ぶことなく、この技法を独学で編み出したことです。藤原裕之さんは、今年4月に天満屋岡山店で個展を開く予定です。




