岡山県にゆかりのある作家による書と絵画作品を集めた展示会が、天満屋倉敷店で開かれています。
この作品展は4年ぶりの開催で、会場の天満屋倉敷店4階にある美術画廊には、岡山ゆかりの作家36人が手がけたおよそ50点の書と絵画が展示されています。大原孫三郎の書「日新又日新」は、昭和7年元旦の書き初めで、企業家としてのポリシーがにじみ出ています。池田遥邨の掛け軸は、京都・嵐山の春爛漫の様子が描かれたもので、遥邨ならではのタッチが目を引きます。鷲羽山の水墨画は、陶芸家・岡本欣三の父で、日本画家の岡本東陽の作品です。花鳥画で有名な倉敷市本町出身の日本画家・御船綱手の仏画や、シャープな印象の富士山を描いた倉敷市尾原出身の古市金峨の作品もあります。このほか、元倉敷紡績工場長の橋本魚青による俳句なども展示しています。岡山の書と絵画展は、2日まで開かれています。




