倉敷美観地区に新たにオープンした芸術と食の複合施設「くらしき宵待ちガーデン」を紹介します。
2015年春、(3月27日)倉敷美観地区の新たな観光スポットとして「くらしき宵待ちガーデン」がオープンしました。
※倉子城文化サロン代表 山田泰子(ひろこ)さん
「昼間はもちろんですけれど夕方から夜にかけて魅力的なスポットとなってほしいというそういう願いをこめまして「宵待ちガーデン」と名付けました。
「くらしき宵待ちガーデン」は、倉敷市中心市街地活性化基本計画に基づく民間事業の一つで、土地の所有者が事業主体となる特定目的会社「倉子城文化サロン」を立ち上げ整備されました。場所は、倉敷美観地区を流れる倉敷川沿いから西側の細い路地を入ったところで、遊休地として放置されていた竹やぶ、約1千平方メートルの南側に木造2階建ての建物を新築し、自生していた竹林を活かした庭園を設けました。3月27日のオープニングレセプションでは、こけら落としとして、アコースティクギタリスト押尾コータローさんによるミニライブが行われました。
♪「戦場のメリークリスマス」押尾コータロー
※倉子文化サロン・代表 山田泰子さん
「この場所を利活用して美観地区のさらなるにぎわいを創出することや、また、倉敷らしい文化を発信していくこと、つまり、まちづくりにいくらかでも貢献したいというものです。しかし、私個人としましては、そんなに大上段にかまえなくても、まずは、ここを訪れてくださる皆様方がここへ来ることによって、いこいを感じていただければ、うれしいなと思っております。それでいこいを感じていただくためにいくつかの仕掛けがございます。ひとつは、こちらに見えます竹林の庭園です。夜になりますとライトアップをいたしておりますので、昼間とは違って少し幻想的でロマンチックな空間に変わります。そこで少し落ち着いた気持ちを味わうことができるかもしれません」
白壁と瓦ぶき屋根を施した町家風の施設では、イタリア料理店「星のヒカリ」と白桃やマスカットのソフトクリームなど岡山の果物を使ったスイーツを販売するパーラー「果物小町」が営業するほか、地元の作家を紹介するギャラリー「清遊庵」がオープンする予定です。
※倉子城文化サロン・代表 山田泰子さん
「この施設内で音楽や芸術や食文化もふくめてそういうもんが出会って交流してそして刺激をうけあいますからまた、お互い高めあうことできますので、そうした場となることを願っています。」
なお、くらしき宵待ちガーデンでは、竹林庭園のライトアップを午後10時半まで行い、夜もゆっくり憩える場として倉敷美観地区のにぎわい創出につなげたいと考えています。




