倉敷市通生の真言宗のお寺「般若院」で涅槃会に合わせた恒例の書道展が開かれました。
真言宗御室派の通生山般若院では、毎年3月の第4日曜日に春の大祭として涅槃会が行われています。涅槃会とは、釈迦の入滅の様子を描いた涅槃像を祀って釈迦の遺徳をしのぶ法要です。般若院では、涅槃会の奉賛行事として毎年、書道展を開いています。28回目の書道展では、本山瑞峰(ずいほう)住職による「静謐(せいひつ)」「本来無一物(ほんらいむいちぶつ)」などと書かれた軸装や屏風作品のほか、通生、塩生、赤崎など地域の子どもたちによる硬筆、毛筆習字24点が展示されました。子どもたちは、般若院の書道教室で学ぶ幼稚園児から中学生でなの花、青い鳥など伸び伸びとした筆運びの作品ばかりでした。また、会場では、延寿壺と呼ばれる有田焼の骨壺が紹介されていました。手書きで絵付された壺は、飾り壺や花入れとしても使われるそうです。なお、涅槃会の法要は22日の午後1時から営まれました。




