岡山藩池田家ゆかりの寺として知られる倉敷市児島の由加山蓮台寺で寺の歴史などを紹介した寺宝特別展が開かれています。
この特別展は、宗祖・弘法大師が高野山を開いて1200年になるのを記念して行われています。岡山県の重要文化財由加山蓮台寺の客殿を無料で開放して寺の宝物およそ50点を展示しています。15年ぶりに公開された「弘法大師御衣」は、天保5年に蓮台寺の住職増応が高野山から譲り受けたものです。訪れた人たちは、通路に並べられた四国八十八カ所霊場の砂を踏んで客殿をまわりながら、桃山時代から江戸時代の著名な画家が描いた屏風絵や絵画を見ていました。県指定重要文化財の「菊慈童図屏風」は、長谷川等伯が描いたものです。このほか岡山藩主が奉納した書や参拝した時に使用した風呂桶などの調度品も展示されています。
この寺宝特別展は、5月6日まで由加山蓮台寺客殿で開かれています。




