岡山県立玉野高校で、日本の伝統芸能・狂言のワークショップが開かれました。
ワークショップに参加したのは、古文の授業を選択している2年生36人です。倉敷市立精思高校の田辺大蔵先生をはじめ3人の講師を招き、指導を受けました。扇子の使い方から始まり、「附子」「伯母ヶ酒」などの演目から、茶碗を割ったり、ふすまを開ける動作などを通じて、擬音語の表現について実践しました。続いて、狂言でも多く見られる動物のものまねにも挑戦です。カラスや犬などの鳴き声は、現代の表現と違うことから、演じる生徒たちも戸惑います。また、狂言の基本である構えと運びについても学びました。田辺先生は、美しい姿勢と歩き方を保つことで、台詞がぶれずに観客も演目に集中できることを説明し、生徒たちは真剣な表情で取り組んでいました。今回のワークショップは、古文の授業の一環で、生徒に古典芸能に対する興味関心を深めてもらおうと開かれました。




