般若心経を書き写す「写経」文字で観音様などを描く「仏画」に取り組む写経仏画同好会をご紹介します。
燃えさかる炎を背後にした不動明王の姿。クローズアップすると不動明王像を描いている線は、1・5ミリから3ミリほどのごく小さな写経文字で表現されています。この写経仏画を趣味として楽しんでいるのが倉敷市児島唐琴の藤田祐子さんを代表とする写経仏画同好会です。同好会のメンバーは、藤田さんを含む9人。中でも、岡山市の福祉作業所に通う山﨑裕亮(やすあき)さん32歳は、8年前から、また、就労支援事業所で働く倉敷市児島下の町の岡野泰昌(やすあき)さん23歳も、4年前から藤田さんの指導を受けながら写経仏画に取り組んでいます。
【インタビュー】山﨑裕亮さん・岡野泰昌さん
倉敷市福江の福森栄さん81歳は、2013年12月に開かれた写経仏画同好会の作品展を見て、1年前から月2回の練習会に参加するようになったそうです。
【インタビュー】福森栄さん
倉敷市児島唐琴の合田芳正さん66歳は、定年退職の趣味として半年前から習いはじめたそうです。
【インタビュー】合田芳正さん
写経仏画は、278文字からなる般若心経の文字だけで弘法大師や観音菩薩、孔子像などを描くものです。仏画の大きさに応じて写経文字の数は、2000字から5000字にもなりますが、同好会のメンバーは、根気と集中力で描き上げていきます。
【インタビュー】写経仏画同好会代表・藤田祐子さん
第2回写経仏画同好会の作品展は3月17日~27日まで児島市民交流センター1階の喫茶ハーモニーで開かれます。




