今年3月に、旧山手村が旧総社市と合併して10周年を迎えるにあたり、記念行事が行われました。
合併10周年の記念式は健康福祉フェアとあわせて山手公民館で行われました。
山手地域づくり協議会の高谷義行会長は、「みんなが仲良く、親切なことが山手の一番の魅力だと思う。これからも住みよい、暮らしよい山手にするため、未来に向かって進んでいきましょう」と挨拶しました。続いて、片岡聡一総社市長は「お互いが常に寄り添いあいながら10周年で終わったということにしない関係にしたい」と話しました。また、元山手村長で総社市社会福祉協議会の風早昱源会長は合併を決めるまでの経緯や、合併してよかったという気持ちを語りました。
【インタビュー】元山手村長 風早昱源さん
合併10周年の記念事業としてこの記念式のほか、「私のとっておきの写真展」など4つの事業が行われました。展示された写真はおよそ40点で地域の守り神や残したい風景、昭和10年の福山合戦600年祭の様子など、山手地区の昔を知ることができる貴重なものです。今年は記念事業として同時開催された健康福祉フェアでは、高齢者が集まって交流するいきいきサロンの活動紹介の展示や岡山大学のまちづくり研究会が行っている地域との協働活動の一つとして高齢者の転倒危険度測定や転倒防止体操の指導が行われました。参加者は、立ったまま靴下をはけるかどうか、片足で1分間立っていられるかなどを測定し、改善策を聞いていました。
また、公民館入口では地域づくり協議会の観光部会のメンバーによる手作りの豚汁500食が無料でふるまわれたほか、総社市内の福祉作業所が野菜やパン、クッキーなどを販売し、訪れた人たちが次々に買い求めていました。
山手支所では、タイムカプセルで「未来の私や家族に手紙を出そう」と題してタイムカプセルが埋められました。山手地区の3歳から中学3年生までとその家族に募集したところ、63通が集まりました。集まった手紙をステンレス製のカプセルへ入れ、袋に入れると集まった子どもたちで順番に土をかけていきました。
今回埋めたのは、山手支所入口横の花壇で、平成17年の合併時に埋められたタイムカプセルとあわせて、10年後の平成37年に開封することにしています。




