総社市を拠点に活動する「合唱団こぶ」の定期コンサートが今月8日に開催されます。公演が目前に迫り熱を帯びる練習を取材しました。
合唱団こぶは、代表の大山敬子さんが総社東中学校の合唱部の顧問時代に教えた生徒が中心となって結成され、現在は、高校生から50代まで歌うことが好きなメンバーで活動しています。メンバーは歌に込められたメッセージを聞く人にどう伝えるかを考え、歌と真剣に向かい合います。今回、コンサートのテーマは、「出会い」に設定し、曲に込められた思いをいかに表現するか、みんなで考えます。会場を訪れる人との出会い、歌う曲との出会い、曲に込められた思いとの出会い。メンバーは心をひとつにしてその思いを伝えます。緊張感ある練習会場でひとつの「出会い」がありました。合唱団こぶの歌を聞いてファンになったという女の子です。どうしても練習の様子を見たいと会場を訪れました。合唱団こぶのメンバーは公演目前ですが歌を楽しんでもらうこと大切にしているので急遽、女の子のために1曲を披露しました。恥ずかしがりながらも女の子は笑みをこぼしました。全ては「出会い」から。練習では、その意味を感じメンバーも観客に思いを届けるため小さな息遣いの変化で出る表現の違いにまで神経をとがらせます。コンサートまであとわずか。メンバーは公演にむけ一層、完成度を高めます。




