国産ジーンズ発祥の地倉敷市児島で、ジーンズに新たな魅力を吹き込む匠の技をご紹介します。
角南順一さん63歳。倉敷市児島柳田に生まれ、縫製業を営んで35年。
主にジーンズの縫製を手がけてきました。今、角南さんが夢中になっているのがジーンズを飾る刺繍です。刺繍は、動力ミシンを操りながらひと針ひと針刺していきます。糸の太さを変えたり針を送る調子を加減したりして、同じひと針でも目の大きさを微妙に変化させます。こうした細かい手作業によって見事な刺繍絵が出来上がるのです。角南さんが創り出したジーンズアートを多くの人たちに見てもらいたいと倉敷市児島の鷲羽ハイランドホテルで全9作品を紹介した展示会が現在開かれています。もしも、坂本龍馬が明治維新を生き抜いていたなら、最初にジーンズをはいた日本人になっていたかもしれないと想像する角南さん。その角南さんの夢は、今年のNHK大河ドラマで龍馬を演じる福山雅治さんに角南さんオリジナルの龍馬を刺繍したジーンズをはいてもらうことだそうです。そして、ジーンズもアートになることをもっと多くの人々に知ってもらうことだそうです。




