デザインを通して病院内の快適な環境づくりを目指す「ホスピタルデザイン」の研究大会が、倉敷市内の医療施設で開かれました。
２回目となる研究大会には、ホスピタルデザイン研究会の会員など、およそ４０人が参加しました。
セミナーでは川崎医療福祉大学福祉デザイン学科の青木 陸祐 副学科長が文字の大きさや色など、様々な立場の人の事を考えることで、掲示物や院内表示を患者に分かりやすくする事例を紹介しました。
セミナーの後、研究会に所属する３施設がデザインを利用した取り組みを発表しました。
茨城県つくば市のいちはら病院では、病院の事を知ってもらおうと、スタッフのプロフィールや上手な病院の利用法を書いたカードを待合席に設置した取り組みを発表し、また、川崎医科大学現代医学教育博物館は、医療に興味をもってもらう体験型イベントの開催を紹介しました。
参加者は、自分たちの病院での取り組みに活かそうと積極的に質問していました。
ホスピタルデザイン研究会は、県内の医療関係者などが集まって平成２５年の発足以降、セミナーの開催や、ホスピタルデザインの資格である「認定医療デザイナー」の普及活動などを行っています。
