あすの「文化財防火デー」を前に児島消防署は国指定重要文化財を保有する本荘八幡宮で消防訓練を行いました。
訓練は、観光客によるタバコのポイ捨てで境内脇の山林から出火し、本殿への延焼の恐れがあるという想定で行われました。神社の関係者が火災を発見。119番通報をした後、重要物品などを安全な場所に避難させたほか初期消火活動にあたりました。通報を受けた児島消防署員と地元の消防団がすぐに駆けつけ、消火活動を行いました。設置された消防現地本部では消火活動の指令や伝達など一連の流れを確認していました。この消防訓練は「文化財防火デー」に合わせて年1回、児島消防署管内にある神社などで実施しています。これまでに管内で、重要文化財の火災はありませんが、去年1年間で住宅火災などは23件発生しています。火災の主な原因は放火や放火の疑い、タバコの不始末、漏電などとなっています。




