玉野市公共施設再編整備特別委員会が開かれ、商業施設メルカへの市立図書館と中央公民館の移転方針に対するパブリックコメントの内容について報告がありました。
パブリックコメントは、今月7日から20日まで募集し、39人から意見が寄せられました。「にぎわい創出の効果が期待できる」「中心市街地の西の交流拠点である商業施設が活性化することで、港との回遊性が確保される」など、賛成の意見が寄せられた一方、反対意見も多く出されました。「音やにおいがある商業施設は移転場所として適切ではない」など、ハード面の問題点を指摘する意見のほか、指定管理者制度の導入に慎重、反対の声もありました。委員からは、14日に開かれた市民説明会の状況に触れ「あまりにも急いで進めている」「しっかり議論してほしいという市民の意見を無視できない」など、厳しい指摘が相次ぎました。市は今月30日の臨時市議会で、メルカ2階の一部 およそ4500㎡を無償で譲り受けることと、中央図書館・公民館の一部条例改正について議案を提出する方針です。また、指定管理者制度の導入については現時点で保留する態度を示しました。所管する教育委員会では、今後目指すべき図書館像を策定した上で導入を検討したい、と説明しました。




