ノリの出荷作業が、養殖ノリの産地 玉野市の胸上港で本格化しています。
玉野市胸上は県内でも最大の養殖ノリの産地で、30戸あまりがノリの養殖に携わっています。このうち、国屋一吉さんのノリ工場では、今月に入ってから水揚げされたノリを加工する作業が行われています。養殖ノリは去年こそ豊作になったものの、その前の年まで4、5年続けてノリが黒くならない『色落ち』が見られ、漁業関係者を悩ませています。今年は11月に入ってから適度に雨も振り、ここまでは順調に育っています。今月15日に行われたノリの初入札では、最近4、5年では最も出来のいいノリを出荷しています。胸上のノリは、贈答品のほかおにぎりを巻くノリとして、好まれています。ノリの出荷作業は来年、3月末まで続き、胸上漁協ではおよそ8、000万枚の出荷を予定しています。




