岡山県備中地域に暮らすお年寄りに高校生がインタビューして、その内容を文章にまとめて発表する会が、倉敷市内で開かれました。
この取り組みは、高校生が地域で活躍している高齢者に話を聞くことで、伝統や文化を次世代に引き継ごうと、聞き書き実行委員会と備中県民局が協働で実施しています。5回目の今年は備中エリア5つの高校から18人の生徒が参加し、相手の話し言葉で内容をまとめ、発表しました。県立倉敷中央高校3年の川田みなみさんは、高梁市周辺で初めてブドウ栽培に成功したという源内ちへ子さん94歳から、戦時中の体験や今と昔の生活の違いなどを聞きました。川田さんは「やりがいとともに責任を感じた。先人の努力に感謝し、私たちが温かい未来を創っていきたい」と感想を語りました。今年は、コマ名人の日本郷土玩具館 大賀弘章さんなど14人の「匠」に話を聞いていて、参加者は真剣に発表を聞いていました。




