インドネシアから倉敷芸術科学大学に留学しているギタウィナタさんによる陶芸作品展が、倉敷市内のギャラリーで始まりました。
2年半前に来日したギタウィナタさんは、インドネシアの焼き物と似ている備前焼に惹かれ、芸科大の岡田輝教授のもと備前焼の技法を学んできました。ウィナタさんの作品の原点とも言えるのが、インドネシアの伝統的な水差し「ケンディ」です。インドネシアでは、結婚式などの儀式で使われるほか、コップを使う習慣がないため日常的に水を飲む道具としての役割を果たしています。備前焼のケンディ5点のほか、オブジェなどあわせておよそ25点が展示されています。
ほとんどの作品が手びねりで作られており、芸科大の登り窯で焼き上げています。
【インタビュー】ギナウィナタさん
来年3月には帰国するウィナタさんの夢は、インドネシアへ登り窯を作ることだそうです。ギナウィナタさんの初めての個展「空洞の出会い」は倉敷市中央のギャラリー倉敷で7日(日)まで開かれています。




