日本の伝統文化に触れようと、玉野市の東児中学校で18日、能楽の鑑賞会が開かれました。
この鑑賞会は文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」として行われ、2・3年生およそ40人が鑑賞しました。東児中を訪れたのは、神戸市を拠点に活動する能楽団体、「上田観正会能楽堂」の24人です。体育館に特設された能舞台では、「能は室町時代にできたミュージカルで、歌、踊り、音楽、ストーリーすべて入った現存する演劇としては世界最古です」と説明し、狂言「柿山伏」や、能「土蜘蛛」を披露しました。柿山伏で、柿を盗んだ山伏がサルやトビの真似をする場面では、しぐさの滑稽さが生徒の笑いを誘っていました。その他、謡という能楽独特の発声方法の指導もあり、生徒たちは能楽師から「高砂」という演目を教わっていました。生徒たちは日本の伝統芸能にたっぷりと浸ったようです。




