現在開催中の町家を使って生活文化を体験するプログラム「備中no町家deクラス」のイベントとして倉敷市下津井の旧荻野美術館で扇面に日本画を描く体験教室が開かれました。
日本画の体験教室が開かれたのは、2006年に閉館した倉敷市下津井吹上の旧荻野美術館です。2013年の秋から児島の若い芸術家集団によって再生され、アートだけでなく地域コミュニティの拠点としての新な美術館「吹上美術館」として生まれ変わろうとしています。今回の体験教室は、来年4月のオープンを前にしたプレイベントとして開かれ、倉敷市児島田の口出身の日本画家森山知己さんを講師に迎え、墨と水で描く日本画を学びました。参加者は、日本画とは何かを教わりながら、菜種油などを燃やす時に出るススを固めた油煙墨と松の木を燃やす時に出るススを原料とする松煙墨の二種類の墨を使った日本画の筆使いの基本を学びました。参加者は江戸時代の趣を残す建物の中で日本の文化に触れていました。




