水島コンビナートで大規模災害を想定した防災訓練が行われました。
訓練は「南海トラフを震源とするマグニチュード9・0の地震が発生し、倉敷市で最大深度6強を観測。水島コンビナート地区内の日本ゼオン水島工場で災害が発生した」という想定で行われました。貯蔵タンクから危険物が漏えいして発生した火災を、日本ゼオンの自衛防災隊や倉敷市消防局が共同で消火活動にあたったり、足場から転落して負傷した作業員の応急処置や搬送を行うなど、各関係機関の連携を確認しながら訓練が進められました。また、貯蔵タンクの火災対応中に、退避準備を進めていたタンクローリーから有毒ガスが漏えいし、負傷者が出るという複数の災害も想定。自衛防災隊が防護服を着て有毒ガスを検知したり、レスキュー隊が負傷者を救出し有毒ガスの除去作業を行うなど、化学工場特有の災害対策訓練が行われました。この総合防災訓練は、岡山県の防災計画に基づき毎年この時期に開催されています。




