総社市秦(はだ)の地域住民でつくる秦歴史遺産保存協議会主催の史跡めぐりが16日(日)に行われました。
第三回「秦(はだ)の郷(さと)」史跡めぐりには、総社市内外から約100人の歴史ファンが参加しました。総社市の秦地区では、数多く残る地元の文化遺産を研究、保存しようと2012年4月、秦歴史遺産保存協議会を設立しました。今回の史跡めぐりでは、総社市埋蔵文化財「学習の館」平井典子館長や総社市教育委員会文化課の高橋進一さんを講師に、6世紀後半の円墳金子(かなご)石塔塚(せきとうづか)古墳」や「大ぐろ古墳」「栢寺(かやでら)廃寺」などを見て回りました。全長11メートルあまりの横穴式石室を持つ「金子石塔塚古墳」では、実際に石室の中に入り、井原市産出の貝殻石灰岩で作られた家形(いえがた)石棺(せっかん)や大きな一枚岩からなる鏡石など石室の構造を見学しました。秦歴史遺産保存協議会では、今後も地域の歴史ロマンを発信する活動を展開していくことにしています。




