民芸運動の推進や民芸制作などに貢献した個人・団体へ贈る倉敷民藝館賞の授賞式が行われました。
第11回倉敷民藝館賞を受賞したのは、鳥取県の岩美町にあるクラフト館岩井窯です。授賞式では、倉敷民藝館の安井昭夫(てるお)館長からクラフト岩井窯へ賞状と副賞の30万円が贈られました。岩井窯は、鳥取市出身の山本さんが1971年に開いたもので、象眼やかき落としなどの伝統技法でさまざまな文様を施し、素朴な形で自然な色合いの器などを制作しています。1998年には、各地の民芸品紹介や岩井窯で焼いた器で飲食ができるスペースクラフト館を開設し、20代から40代の若い世代に民芸の魅力を発信しています。なお、倉敷民藝館賞受賞を記念して岩井窯で制作された食器や花器など約400点を集めた展示即売会が16日(日)まで倉敷民藝館で開かれます。
【インタビュー】クラフト館岩井窯・代表 陶芸家 山本教行さん




