倉敷市老松町の倉敷平成病院で、地域と病院が絆を深めるイベント「のぞみの会」が開かれました。
このイベントは、脳卒中などの患者や家族、そして地域と職員が交流し、意見交換する場として、昭和58年から定期的に行われています。今回は、「地域の連携と拡大」をテーマに、健康法の紹介や患者の体験談発表など、さまざまなプログラムが用意されました。脳神経外科部長を務める高尾聡一郎理事長は、「脳卒中の急性期治療」と題して、くも膜下出血、脳血栓症の患者をどのように治療したか紹介。t・PA=血栓溶解療法の注射で脳梗塞の後遺症を残さずに治療できることを説明し、いち早く専門施設で診察を受けるよう促しました。別の会場では、患者や施設利用者が手がけた作品が展示されました。花や絵画、ミニチュア工作など、来場者は思い思いに鑑賞していました。




