女流棋士によるタイトル戦「第22期大山名人杯倉敷藤花戦」三番勝負の第一局が5日、東京都内で行われました。
大山名人杯倉敷藤花戦の三番勝負。第一局を前に、お互い健闘を誓い合いました。甲斐智美倉敷藤花は前回、里見香奈クイーン倉敷藤花からタイトルを奪い、初の防衛戦です。そして、挑戦者の山田久美女流四段は、女流タイトル戦への登場が、なんと25年ぶり。大きな記録がかかります。注目の対決に、30人を超える女流棋士も駆けつけ、二人にエールを送りました。
東京の将棋会館で行われた第一局。振り駒の結果、先手は甲斐倉敷藤花となりました。先に仕掛けたのは甲斐倉敷藤花でしたが、挑戦者の山田女流四段はしっかりと受け止め、優位に立ちます。しかし、最終盤の難しい局面で攻め急いだのか、粘り強い将棋を続けた甲斐倉敷藤花に逆転を許します。結局、125手で先手・甲斐倉敷藤花がタイトル防衛に王手をかけました。お互いに課題が残った第一局。倉敷に舞台を移して行われる第二局にどうつなげるのか、注目です。なお、倉敷で行われる第二局は、22日午後0時45分から対局終了まで生中継します。ぜひご覧ください。




