文部科学省から平成19年度から3年間「目指せスペシャリスト」の研究開発事業の指定を受けた県立倉敷工業高校は、きょう研究成果発表会を開きました。
発表会には生徒や教師、学校関係者などおよそ1,000人が参加しました。倉敷工業高校は、「繊維とファッションのまち倉敷のさらなる活性化を目指し、地域産業の発展に貢献できるスペシャリストの育成」を研究開発主題としてさまざまな取り組みを行ってきました。その主な取り組みが3つ。倉工ジーンズ、手織りマフラー、のれんの製作です。ファッション技術科を中心に、電子機械科が手織りマフラーの糸つむぎ機を作るなどすべての科で協力して行ってきました。手織りマフラーを老人施設にプレゼントした班の発表では「羊の毛の刈り取りから、染色、織るまでを行い苦労もあったが、お年寄りが泣いて喜んでくれた」と話し、この実習を通しての喜びを伝えました。倉敷工業高校では、この3年間で得たものを今後の生徒達の学校生活に生かしていきたいと考えています。




