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<特集>吉備線LRT化の動き

今年で開業110周年を迎えるJR吉備線。総社市と岡山市などが未来を見据え、LRT導入にむけ、重い腰をようやく上げました。


岡山市で開かれた吉備線LRT化基本計画検討会議。出席したのは、岡山市と総社市の財界や観光関係者沿線住民代表、自治体関係者などです。これまでは、岡山市、総社市がそれぞれで吉備線へのLRT導入がもたらす効果などを検討してきました。
そもそも吉備線のLRT化が表面化したのは平成15年です。JRが富山港線と吉備線のLRT化を検討することを発表したことで、路線の廃線が噂されました。富山港線は廃線となり、現在はLRTを活用したコンパクトシティとしてまちづくりが行われています。一方の吉備線は、沿線都市の岡山・総社が検討を
進めましたが、平成15年と変わらない姿です。富山が取り入れたLRTとは
ライトレールトランジットの頭文字をとったもので環境に優しい低床電車として、新たな公共交通として世界でも取り入れられているものです。
総社市では、このLRTについて商工会議所を中心に先進地の富山市を視察するなど調査を進め、メリットやデメリットをまとめた報告書を総社市へ提出しています。
その後、大きな動きがないまま、時は過ぎ、吉備線LRT化検討が表面化してから11年。岡山市と総社市などは、LRTの実現にむけて会議が持ちました。
提示された計画案では、沿線の現状、LRTの必要性、メリット・デメリットなどが示されました。利用しやすさの面では、1時間あたりの本数をこれまでより2倍程度増やすことが可能で、新たな駅の設置も容易となります。事業費用としては、既存の鉄道を改良するのと比べ3割ほどコストダウンが予想されています。計画案の説明を受けたあとの意見交換では岡山・総社ともに、独自に調査を進めていたことから様々な声がありました。
基本的にLRTの導入に賛成の意見ばかりですが、活用方法やまちづくりにどのように活かすか、先を見据えた声が多く上がっていました。実現には、住民への理解とコスト負担面など課題はありますが、ようやく動き始めた吉備線のLRT化の議論に利用者となる市民は注目していかなければいけません。

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  • 放送日:2014/11/05(水)
  • 担当者:南原隆志
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