アメリカの医学界で最高の「ラスカー賞」を受賞した倉敷市出身の森和俊京都大学教授に、市民栄誉賞が授与されました。
授与式が倉敷市役所で行われ、森和俊教授が拍手で迎えられました。森教授は、小胞体と呼ばれる細胞内の器官にタンパク質が蓄積していることを感知する「センサー分子」を世界で初めて発見したことで、アメリカで最も権威のあるアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞しました。伊東香織市長は「研究成果により病気治療や予防への道が開かれる。市民ひいては国民に夢と希望を与えた」と賞賛し、森教授に市民栄誉賞の賞状を渡しました。これを受け森教授は「ふるさと倉敷から賞をいただき大変光栄です」と謝辞を述べました。森教授は倉敷市児島出身で、本荘小学校、味野中学校、倉敷青陵高校を経て、京都大学へ進学。卒業後は、アメリカ・テキサス大学博士研究員などを歴任し、2003年から京都大学教授を務めています倉敷市民栄誉賞は、森教授が4人目の受賞で、スポーツ関係者以外では初めてです。なお、授賞式の後に、母校の味野中学校で受賞を記念した特別講演会が開かれたということです。




