水島警察署は、10月の「特殊詐欺被害防止強化推進月間」に合わせ、29日(水)トマト銀行水島支店で「声かけ訓練」を行いました。
特殊詐欺撲滅のための「声かけ訓練」は、水島署の生活安全課署員が扮する高齢者が200万円を引き出すため銀行の窓口を訪れた想定で行われました。訓練に臨んだ窓口担当職員は、多額の現金引き出しを急かす様子を不審に思い上司に相談し、窓口応対を代わるなどして高齢者を落ち着かせ、事態の把握に徹しました。トマト銀行の職員は、特殊詐欺被害防止のための対応マニュアルをもとに振り込みを要求してきたという息子へ確認をするよう説得を試みました。その結果、騙されていたことに気づき、被害を食い止めることができました。水島警察署管内では、今年の9月末までに高齢者を対象にした振り込め詐欺や金融商品取引詐欺といった特殊詐欺が8件発生し約5000万円の被害が出ています。特殊詐欺撲滅を目指し金融機関との連携による水際対策を強化していく方針です。
【インタビュー】水島警察署生活安全課・槙野憲一課長




