倉敷市教育委員会は、吉備中央町にある小中一貫の全寮制学校おかやま希望学園と、不登校対策で連携する協定を結びました。
調印式には、倉敷市の井上正義教育長と、おかやま希望学園の黒瀬堅志理事長をはじめ関係者およそ10人が出席しました。おかやま希望学園は、不登校の児童生徒に対応した独自のカリキュラムを展開する私立の学校で、倉敷市からは7人が学んでいます。協定では、不登校の児童生徒について、おかやま希望学園が運営する吉備高原のびのび小学校、吉備高原希望中学校と連携を密にして、受け入れ態勢などを整えます。また、おかやま希望学園が持つ指導ノウハウを倉敷市の教職員にも生かそうと、学校見学や研修などを行うことも検討しています。倉敷市の公立小中学校における不登校児童生徒の数は、平成25年度で441人と、前の年に比べ14%減少していますが、解消には至っていません。倉敷市教育委員会が、私立の小中学校と連携協定を結ぶのは、初めてということです。




