倉敷市立美術館所蔵の襖絵や屏風を紹介した展覧会が開かれています。
池田遙邨の屏風「富嶽十景」をはじめ、地元ゆかりの画家や書家の作品など選りすぐりの作品12点が並んでいます。これは、円山応挙が描いた襖絵「松鶴図(しょうかくず)」です。円山応挙は、江戸後期の画家で、写生に基づいた新しい様式の日本画を確立しました。これは、倉敷市出身の洋画家・寺松国太郎の屏風「花之精図(はなのせいず)」です。油絵具を使って能の「杜若(かきつばた)」を日本画風に表現した和洋が混在した不思議な魅力を持つ作品です。この展覧会は、今月19日(日)まで開かれていて、「倉敷屏風祭」の開催と重なるラスト2日間は、入館料無料となります。展覧会「美のとびら~倉敷市立美術館の襖絵と屏風」では、倉敷市立美術館のコレクションの中から、備前焼の壺や花器のほか、地元ゆかりの洋画家の名作を展示しています。




