倉敷市林の熊野神社では、11日、12日の2日間秋祭りが開催され、11日の宵祭りでは、火縄銃の演武が行われました。
約1300年の歴史をもつ倉敷市林の熊野神社では、毎年10月の第二土曜日と日曜日に秋祭りが営まれます。今年は、11日の宵祭りでは、神事のあと藤岡流古式砲術を継承する「備州岡山城鉄砲隊」による演武が行われました。岡山城鉄砲隊は、昭和58年に結成された火縄銃の砲術隊で古式砲術の披露や250年から300年前の火縄銃の研究と保存に努めています。演武では、戦国時代さながらに甲冑を着けた鉄砲隊11人が「放て」の合図とともに発射し、白煙と共に轟音(ごうおん)を響かせていました。熊野神社の秋祭りに訪れた参拝客は、空砲とはいえ予想以上の音と迫力に驚いた様子でした。




