師走も半ば、倉敷美観地区では冬支度が始まりました。
倉敷美観地区には、１７０本の柳が植えられており、６月、９月、１２月の年３回剪定が行われています。柳の剪定は形を整え景観を保つこと、成長を助け病害虫を予防することが目的です。作業には市内の造園業者などおよそ１０人があたり、はしごやクレーン車を使い、伸びた枝をハサミで切り落としていきました。剪定作業は２１日まで行う予定です。また、きょうは柳の間に立てられた街路灯４０基の掃除も行われました。この掃除は中国電力のグループ会社職員が毎年ボランティアで行っています。１６人の職員が交代でクレーン車に乗り、倉敷川沿いに立っている街路灯を雑巾で丁寧に拭いていきました。作業にあたった職員は「街路灯に一年間お疲れ様という気持ちをこめて汚れを拭いている。観光客にもきれいな風景を楽しんでもらいたい」と話していました。倉敷美観地区の見どころ、柳と蔵屋敷の風景を照らす街路灯は、すっきりして新年を迎えることができそうです。
