倉敷民藝館は、外村吉之介・初代館長の業績を記念して創設した第11回倉敷民藝館賞は鳥取県の「クラフト館岩井窯」に決まったと発表しました。
倉敷民藝館賞を受賞したのは、鳥取県岩美郡岩美町にあるクラフト館岩井窯です。代表を務める陶芸家の山本教行さんは、娘婿らと作陶活動に励む一方、1998年に設立したクラフト館で展示スペースや喫茶室を併設し、使って喜ばれる民藝の普及を実践してきました。倉敷民藝館賞は、民藝の精神を引き継いで作品づくりに励み、将来の活躍が期待される個人や団体を選考し、2年に1度表彰しています。倉敷民藝館の安井昭夫館長は「民藝を具体的に体現してきた」と山本さんたちの活動を評価しました。受賞したクラフト館岩井窯を代表して出席した山本さんは「活動が認められ、今後の励みになる」と喜びを語りました。表彰式は、11月11日(火)午後2時から倉敷民藝館で行われます。また、11日から16日まで展示即売会も開催されます。




