大正3年創設の大原奨農会農業研究所を前身とする岡山大学資源植物科学研究所が創立100周年を迎え、記念式典を開きました。
岡大資源植物科学研究所は、国立大学では唯一の農学系附置研究所です。大正3年(1914年)に倉敷を代表する実業家大原孫三郎によって創立され、100周年を迎えました。倉敷市芸文館大ホールで開かれた記念式典では、山本洋子所長が「地球規模の環境変動が顕在化する今、将来の食料を確保するためにも、遺伝資源の研究とストレスの研究は重要な課題です。今後も日本の植物科学の拠点研究所として新しい作物の創生に向けた研究を行っていきます」と式辞を述べました。また、岡山大学森田潔学長の挨拶のあと大原謙一郎・大原奨農会理事長による「『大原農研』創業のころ」と題した講演や元客員教授などによる学術講演が行われました。




