女流将棋のタイトル戦「第22期大山名人杯倉敷藤花戦」の挑戦者決定戦が東京の将棋会館で行われ、山田久美女流三段が貞升南女流初段を下し、三番勝負への挑戦権を手にしました。
山田女流三段、貞升女流初段ともに初の倉敷藤花挑戦権を狙う一局。後手の貞升女流初段が「棒銀」という意表を突いた作戦を仕掛けましたが、先手の山田女流三段はしっかりと受け止めて反撃に転じ、結局149手で山田女流三段が勝利しました。山田女流三段は群馬県出身の47歳で、タイトル戦登場は25年ぶり、女流戦では最年長の挑戦です。倉敷藤花の甲斐智美女流二冠との三番勝負は、第一局が11月5日に東京・将棋会館で行われます。第二局は11月22日、場所を移して倉敷市芸文館で公開対局となります。なおKCTでは、第二局の模様を生中継する予定です。




