認知症の人をケアする中で、人生の思い出を残しながらよりよいケアの手助けにしてもらおうと倉敷市でセミナーが開かれました。
このセミナーは、レンタルモップなどの清掃事業を展開するダスキンのシニアケア部門、ダスキンホームインステッド倉敷駅前ステーションが初めて開きました。セミナーではダスキン西岡山の山本明代さんが、「人生の記録」をよりよい介護に役立ててもらおうと、制作方法などを話しました。「人生の記録」はアメリカから取り入れたノウハウをもとに、ダスキンホームインステッドが独自に作成しているもので、セミナー参加者40人には無料でプレゼントされました。人生の記録は幼少期や青年期など8つのセクションに分けられており、その人の人生を記録していくファイルとして写真も綴じられるようになっています。人生の記録をつけることで、高齢者の気持ちが落ち着いたり、古い記憶を呼びもどしたりすることで、安らぎを感じたりするメリットがあるそうです。参加者は、認知症ケアの参考にしようと山本さんの話をメモしながら熱心に聞き入っていました。




