玉野市宇野港にある賑わい拠点施設「楽彩工房」が3年9カ月の歴史に幕を閉じ、20日夜に最後のライブが開かれました。
楽彩工房 最後のイベントは、ここを拠点に活動していたシンガーソングライター塾のライブです。上久保雄志さんを塾長に曲作りに励んできた4人の塾生が集まった100人以上の観客を前に歌い上げました。楽彩工房は平成22年11月にオープン。音楽ライブ・アート作品の発表の場として運営してきました。しかし、玉野市が所有する仮設の建物という性格から、中長期的な活動ができるかどうか、不安が伴っていました。一方で、楽彩工房以外の場所で音楽関連イベントが盛り上がり始めたことから、運営するNPO法人では「宇野港から音楽文化をつくり発信する」という当初の目的に足掛かりをつけたとして、退店を決めたということです。このライブをもってNPO法人も解散しますが、シンガーソングライター塾の活動は続けていくということです。2003年に1億4000万円を投じて整備された宇野港のにぎわい拠点施設。入居者が退くのはこれで4回目となりました。なお、建物は当面、玉野市観光協会が貸し館として運営するということです。




