犯罪被害に遭った遺族が被害者の心の苦しみや、悲しみを訴え、命の大切さと被害者支援の必要性などを呼びかける、命の授業が10日、玉野市の荘内中学校で行われました。
被害に遭った心境をこのような言葉にしたのは、NPO法人おかやま犯罪被害者サポートファミリーズ理事の市原千代子さんです。市原さんは10年前に最愛の息子さんを集団暴行事件で亡くしたというつらい過去持っています。その苦しみや悲しみを乗り越えた経験を活かして、現在では全国の学校などに訪れ、「犯罪被害」や「いじめ」をテーマに授業を行っています。授業の最後に市原さんは、「生きていれば必ずつらいことがある。そこで、命を絶つという道を選ばず私たち大人に相談して欲しい」と訴えかけました。




