第6回倉敷権利擁護支援フォーラムがくらしき健康福祉プラザで開かれ、「最期まで自分らしく生きる」をテーマに講演が行われました。
倉敷市社会福祉協議会の主催で開かれているこのフォーラムは認知症など介護が必要な高齢者の権利を守ろうと毎年開かれています。今年は、2部構成で行われ、1部はミニリレー講演「その人らしい生き方を支える」と題して、介護者・支援者・調整役それぞれの立場から栗坂節子さんなど3人が講演しました。栗坂さんは、両親の介護を仕事や家事と両立しながらの体験談を語りました。通所の予定が入っていても、父親が朝になって土壇場でキャンセルしてしまい仕事に行けなくなってしまったことや、自宅で介護するために1週間病院で胃にチューブを入れる特訓をしたことなどを具体的に語りました。また、行政書士の下浦政昭さんは認知症や知的障害・精神障害がある人の意志を尊重しながら財産管理などを行う成年後見制度をはじめ、さまざまな利用できる制度を紹介しました。会場に集まったおよそ240人はメモを取ったり、うなずいたりしながら、熱心に講演を聞いていました。




