倉敷市立自然史博物館では新たに寄贈されたり、収集された標本などを展示する「新着資料展2014」が始まっています。
会場入り口すぐに展示されているのが、国指定特別天然記念物のコウノトリのはく製です。去年11月に岡山市で死んでいるのが見つかり、倉敷自然史博物館に寄贈されました。また、すぐ隣には沖縄県石垣市から寄贈されたヤエヤマセマルハコガメも展示されています。今年5月に寄贈されたこのカメも国指定特別天然記念物です。会場にはこういった「はく製」をはじめ植物や鉱物、昆虫標本などおよそ2万点が並んでいます。一番点数の多い、昆虫の標本は3人の寄贈者がコレクションしていたものです。河津一義さんが収集していたチョウのコレクション574点は河津さんが亡くなった後、遺族から寄贈されました。また、福田元信さんと鈴木茂さんからは甲虫類の標本が寄贈されました。絶滅したと思われるヒメシロチョウの標本や県指定希少野生動植物のフサヒゲルリカミキリ、国指定天然記念物のヒメチャマダラセセリなど貴重な標本も展示されています。2年前に活動し始めた動物の骨格標本などを製作するボランティアグループの活動内容や製作したイノシシの毛皮なども並んでいます。特別陳列「新着資料展2014」は12月27日まで倉敷市立自然史博物館で開かれています。




