玉野市宇野にあるショッピングモール・メルカへの公共施設再編整備について動きです。不動産業者の宇野港土地が、市に2階の一部を無償譲渡すると提案し、そのうえで公共施設を再編整備するよう要望しました。
宇野港土地の宮原一郎社長と京谷潤常務が玉野市役所を訪れ、黒田晋市長に 要望書を手渡しました。それによると、メルカ2階の一部最大で6275㎡の床を玉野市に無償譲渡。譲渡した部分ににぎわい創出につながる公共施設を再編整備するよう求めています。メルカへの公共施設再編整備をめぐっては、今年2月に宇野港土地を含むメルカ関係3団体が合同で要望していました。その後、市は賃貸料0円を前提に図書館の移設などを検討していましたが、条件面で折り合いがつかず、8月18日に交渉が決裂。再編整備計画は白紙に戻っていました。宇野港土地はこの日、玉野市議会にも要望書を提出しました。これを受けて河崎美都議長は、できるだけ早く公共施設再編整備特別委員会を開く考えを示しました。玉野ショッピングセンター・メルカは、1階から3階のうち、大部分を天満屋ハピータウンが占めています。運営する天満屋ストアとの賃貸期間は来年2月末までで、今年度は施設のリニューアルを条件に契約を結んでいるということです。玉野市では、できるだけ早く回答できるよう検討を急ぐ方針です。




