イエメン出身のジャーナリストでノーベル平和賞受賞者のタワックル・カルマンさんを迎えての講演会が15日、倉敷市のライフパーク倉敷で開かれました。
講演会は、来年10月開催の日本女性会議2015倉敷のプレイベントとして企画されました。講演に先立って主催者を代表して伊東香織倉敷市長が「今回の講演会が女性が輝く社会の実現にむけてのヒントになることを期待しています」と挨拶しました。イエメン出身のジャーナリストタワックル・カルマンさんは、平和構築活動に女性が参加できるよう求めて、女性の権利擁護や報道の自由を求める非暴力の活動を行ってきました。そうした活動により2011年、アラブ人女性初、史上最年少となるノーベル平和賞を受賞しました。「女性がつくる平和な社会」をテーマにした講演会では、イエメンでサーレハ大統領の退陣と民主化を求めたデモを振り返り、女性が参加したこと自体が重要な出来事であり、男性に許可を求めることなく女性たち自身の判断で声を上げ行動したことが権力移行につながったと女性の果たした役割の大きさや意義について強調しました。




