吉備信用金庫は日本政策金融公庫と中小企業基盤整備機構との共催で「創業応援セミナー」を開催しました。
3部構成で開催されたセミナーには総社市内を中心に18人が参加しました。基調講演では、過去に一度事業に失敗した経験を持つ広島市の有限会社ウェーブ、藤田悠久雄さんが「倒産から学ぶ企業経営の極意」と題して話しました。藤田さんは、実家の団子屋を継いだ後、大型店の出店に対抗するため中小企業診断士の資格を取得し、コンサルタント業を始めた経緯を説明。事業に失敗した理由を商品を売りたいという自己中心的な考え方であったことをあげ、顧客の期待に応え、満足や感動が必要であると語りました。また、創業に成功するためには事業の物語、ビジネスプランを明確にすることや否定的な言葉を使わず、感謝の気持ちや前向きな言葉を口ぐせにするよう呼びかけました。集まった人たちは、次々と語られる、成功のポイントに熱心に耳を傾けていました。吉備信用金庫では、年に一度この創業応援セミナーを開催しており、今後も地元で起業を考えている人たちへの支援策などを行うことにしています。




