KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

子どもたちに宇宙に関する興味を深めてもらう講座「宇宙学校くらしき」が、ライフパーク倉敷で開かれました。

このイベントは、ＪＡＸＡ宇宙航空研究開発機構が全国で展開していて、倉敷では１０年ぶりの開催です。宇宙航空に関する研究者が、これまで携わった最新技術をわかりやすく紹介するのが人気で、今回は倉敷市内外から小学生以上の４００人が集まりました。講師は、ＪＡＸＡ准教授で総社市出身の高木亮治さん。ワニが死ぬほどの轟音を響かせるロケットの発射音を静かにする研究について解説しました。高木さんは、空気の流れを方程式にしてスーパーコンピューターで解析することで原因を追究。新型ロケット・イプシロンでは、設備のコストや騒音をこれまでの１０分の１に減らすことに成功したことを紹介しました。続いて、参加者からの質問に次々と答えていきました。「騒音は風向きや天気で変わらないのか」「ロケットにはいつ人が乗れるようになるのか」など、鋭い質問が次々と飛び出し、高木さんは丁寧に答えていました。このほか、エックス線とガンマ線をテーマにした講演もあり、参加者は宇宙へのあこがれや関心を一層強くしたようです。