倉敷市保健所は、市内の病院でデング熱に感染した疑いのある患者が発生したと発表しました。国内で感染した疑いのある患者が出たのは、中国地方で初めてです。
デング熱に感染した疑いがあるのは、東京都在住の20代の男子大学生です。男子大学生は、先月24日から40度を超える発熱と関節痛、下痢の症状を訴え、26日に実家のある倉敷市に帰省しました。ただちに市内の病院で受診しましたが、症状が緩和しないため、29日、別の病院に入院しました。そして、今月1日、病院がデング熱の迅速検査をしたところ、陽性反応が出たということです。男子大学生の症状は、快方に向かっているということです。男子大学生は、1カ月以内の海外渡航歴はありませんが、8月14日から17日の間に、代々木公園に立ち寄ったことがわかっています。倉敷市保健所によると、デング熱は人から人への感染はないということです。厚生労働省によると、国内でデング熱に感染したのは、2日までに32件確認されていて、中国地方で国内感染の疑いがある患者が出たのは初めてということです。




