倉敷中央ロータリークラブは、聴覚障がい者の立場から地域の防災を考える学習会を開きました。
この学習会は、水害や土砂崩れなど倉敷市内でも起こり得る自然災害に備え、聴覚障がい者の立場から防災について学ぼうと倉敷中央ロータリークラブが初めて開いたものです。学習会では、東日本大震災で被災した聴覚障がい者の実態を取材したDVD映像の上映や2年前の台風12号などで被害を受けた倉敷市内の聴覚障がい者による体験発表が行われました。発表者は、「耳が聞こえないということは、災害が発生したことすらすぐに知ることができない」「避難に関する情報も伝わりにくい」など障がい者の実態に理解を求めました。また、障がい者自身もハンディーがあることを知ってもらうため、近所づきあいと防災への認識の深める必要があると訴えました。その他、会場では、倉敷市出身で聴覚障がいをもつ写真家故後藤田三朗(みつお)さんが東日本大震災を捉えたメモリアル写真展も開かれました。
【インタビュー】倉敷中央ロータリークラブ・國政郁哉会長




